パンダコラム|「社員の定着とメンター制度」について考える。

メンター制度とは、上司以外の先輩社員が、新入社員や後輩の若手社員の悩み相談にのって解決のサポートを行う制度のことだが、社会情勢の変化や労働者不足などを背景とした、近年問題視されている若手社員の早期離職を防ぐ効果が期待できるため、多くの企業で導入がすすんでいる。今回はメンター制度とはどのような制度か、メンターの役割、メンター制度の目的、メリット・デメリットについて考えてみた。

 

メンター制度とは!?

メンター制度とは、新入社員や若手社員などの悩みに対して、年齢や社歴の近い先輩社員が助言する制度のことです。英語のmentor(助言者・指導者)に由来します。
先輩社員などのサポートする側を「メンター」、新入社員などのサポートされる側を「メンティー」と呼び、メンターが客観的なアドバイスができるように、メンティーとは別の部署に所属する社員がメンターになるのが一般的です。

メンターの役割

メンターは、知識や職業経験が少ないとされる社員が、自分で考えて行動できるようになるようサポートをする役割です。メンターとメンティーは定期的に1対1の面談を設け、メンティーに対するアドバイスなどをおこないます。対象の社員が悩みを抱えている場合は相談に乗り、お互いの信頼関係を築きます。業務的というよりは精神的なサポートが期待されています。ここではメンターの役割についていくつか紹介します。

■メンティーの目的や目標を明確に設定する。
■ゴールに対しての行動設計をサポートする。
■悩みや問題が発生した時に助言をする。
■モチベーションや行動進捗を管理する。

メンター制度の目的

メンター制度の最大の目的は、社員の定着による離職率の低下です。誰にも相談できない環境で突然社員が辞めてしまった、もう少し早くその社員の悩みに気付いていれば、退職は防げたということもあるかもしれません。
メンターによるこまめなフォローでメンティーの気持ちの変化に気付き、すぐに対処できる社内構造が重要です。

メンター制度導入のメリットとデメリット

メンター制度導入のメリットは、部署間を越えたコミュニケーションが活発化することがあげられます。メンターは教えることの責任を感じるようになるので、より自身の仕事に対し責任を持って取り組んでくれることが期待できます。一方メンティーは、メンターと関わる中で、数年後の自分の姿をイメージしキャリアアップへの意欲が高まることが期待されます。身近にロールモデルとなる人がいることで、会社で働く意義、なりたい自分を明確化することができ、結果的に定着率を高めることに繋がります。

一方、デメリットとしてはメンターによって指導内容(質)にばらつきが出る可能性があることやメンターの業務負荷の増大があげられます。そしてなによりもメンターとメンティーのマッチングが上手くいかないと、制度導入そのものが無意味になってしまうため、メンターとメンティーのマッチングは最重要項目といえるでしょう。

メンター制度導入は、メリットだけでなくデメリットも存在します。効率よくメリットを享受するためにも、デメリット(問題点)についても理解し、問題点を解消するための対策をセットで考えておく必要があるでしょう。

社員の早期離職を防止するためにも有効な方法であるメンター制度、
自社への導入を検討してみてはいかがでしょうか。

パンダコラム

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