パンダコラム|「ビジネスにおけるKPIとKGI」について考える。

ビジネスの現場で使われる、KPI・KGIという言葉をご存じだろうか。
効率的に事業目標を達成するためには、目標や達成へのプロセスを具体化する必要があるが、目標達成度の具体的な計測指標となるのが、KPI・KGIである。
今回はKPI・KGIの意味、違い、設定することのメリットについて考えてみた。

 

KPI・KGIとは?

■KPIとは、プロセスの進捗状況を評価するための指標=「過程」

KPIは、企業が目標を達成するための指標の一つで、Key Performance Indicatorを略したものです。日本語では「重要業績評価指標」などと訳されています。
最終目標を達成するためには、そこに至るまでに様々な課題をクリアしていかないといけないので、目標をどれくらいクリアできているか、数値として表します。
例えば、訪問客数やWebサイトへのアクセス数といった、企業の売上や利益などの「最終目標」に直結する要因を数値化してその達成度・進捗度を測定する指標として使用されています。
つまり、KPIは過程を評価する指標であるとも言え、目標達成に向けて何を行うべきなのかを明確にしてくれるツールです。

 

■KGIとは、最終的に達成すべき成果を表した指標=「結果」

KGIは、企業などで最終的に達成すべき成果を具体的に表した数値で、Key Goal Indicatorを略したものです。日本語では「重要目標達成指標」などと訳されています。
例えば年間売上を上げるだけでは曖昧であり、目標設定も難しい。そこで、前年対比20%アップなどの具体的な数値や時期を入れて設定します。
客観的に評価できるようにできるだけ具体的な数値を設定することがポイントです。

KPIとKGIの違いは?

KPIはプロセスの進捗状況を評価するための指標(=過程)であるのに対し、KGIは達成すべき最終目標を表すための指標(=結果)となります。
別の表現をすれば、企業全体として向かう方針を定めた最終目標がKGIで、目標実現に向けて設定する、より小さな部門レベルでの業績目標がKPIとなります。

KPI・KGIを設定するメリット

1.目標に対する進捗度を定量的に可視化できる
KPI・KGIという明確な数値目標を設定することで、現時点で何%くらい目標が達成されたのか、KGI達成までにあとどれくらいの成長が必要なのかを可視化できます。目標が具体的なので「何をどのくらい頑張ればいいのか」が明確になり、進捗度合いが可視化できることで、細かな軌道修正が可能になります。

 

2.目標が明確になりモチベーションが高まる
KPI・KGIを設定することで、チームメンバーの間で目標が明確に共有され、モチベーションが高まります。
たとえば「業務効率化」といったあいまいな目標設定だと、各々のメンバーの貢献度は評価者の主観によって決まってしまいます。
対して「来月は売上10%アップ」といった具体的な数値目標を設定すると、目標達成度合いが客観的にわかるようになります。目標から逆算してどのくらい頑張ればいいのか、何をしたらいいのかを考えることができるとともにメンバーの頑張りも可視化され、モチベーションがアップします。曖昧な目標では共通認識が持てないのです。

まとめ

KPIとKGIは、組織の目標を明確にし、進捗状況を計測する重要な指標です。大きな目標も可視化・細分化・定量化することで達成への道筋が見えてきます。5F分析(業界の構造を把握するためのフレームワーク)、SWOT分析など必要に応じて活用しましょう。
KPIとKGIとは、最終ゴールとそのマイルストーンのような関係性です。裏を返せば個別の短期目標であるKPIを着実に達成していけば、おのずとKGIの実現にもつながるように設定されているのです。
KPIとKGIは手段と目標としての関係性だと理解して利用することが、より効果的に活用することができます。

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