パンダコラム|「社員エンゲージメント」について考える。

将来を有望視される社員になればなるほど、よりキャリアアップや、新しい活躍できる場を求めることが多い。転職などを防ぐために社員のエンゲージメントが注目されている。社員のエンゲージメントを高め、優秀な社員の流出を防ぐことで経営を安定させることができる。今回は、社員エンゲージメントについて考えてみた。

社員エンゲージメントとは?

エンゲージメント(engagement)は、「契約」「約束」「婚約」などの意味があります。

マーケティング分野では、顧客の興味や関心を惹きつけることで、企業と顧客のつながりを深めることを意味します。

企業の人事分野でのエンゲージメントはと言うと、社員の会社に対する「思い入れ」や「愛着心」、あるいは「愛社精神」を意味する言葉となります。社員のモチベーションとエンゲージメントでは意味は異なります。

優秀な人材が、新しい活躍の場を求めて離職してしまうのは大きな損失です。企業として、人事として彼らを引き留めるためのポイントが、この社員エンゲージメントです。これは、単なる愛着心や思い入れという枠を越えて、企業と従業員が互いに必要とされ共に成長できるような、絆を深めていくことです。社員エンゲージメントの高さは、企業経営にプラスに影響するという調査研究もあり、採用が難しい時代だからこそ、企業にとって取り組むべき課題の一つでもあります。

社員エンゲージメントの必要性

2000年に入り終身雇用制が徐々に崩れ、年功序列から実力主義の報酬システムに移行し、短期的な結果が求められるようになった日本では、会社や職場への愛着心や思い入れが薄れ、より良い条件や雇用先があれば転職して、キャリアアップするのは当たり前という風潮になっています。

将来を有望視される社員になればなるほど、他社からの誘いは多くなるわけで、企業として優秀な人材の流出を止める方策が必要となっていますより良い報酬や待遇も大切ですが、他社からそれ以上の報酬や待遇を提示されれば、本人の意思は揺れ転職してしまうかもしれません。

単に社員と“お金の関係”ではない、社員との絆づくりが必要で、それが「社員エンゲージメント」なのです。

社員エンゲージメントのポイント

企業が社会に与える影響(存在意義=ミッション)を共有にする

単に収益目標や売上目標だけでなく、それを実現することでどのように企業が社会に貢献できるのか、企業の存在意義を掲げることが大切です。社会的使命感、自社への誇りが社員のモチベーションに転換され、エンゲージメントが高まります。

自分の業務にオーナーシップを持たせる

自分の業務にオーナーシップを持たせ、自分自身の課題として取り組める環境を整備することも大切です。そのためには、情報公開や権限の委譲、職場内を風通しよくし、コミュニケーションを活性化させるなどの方策が必要です。オーナーシップを持つことで、仕事への責任感や使命感を得て、エンゲージメントが高まります。

管理職の教育・評価方法を整備する

社員が直接関わる管理職の教育も重要で、チームの責任者として社員をやる気にさせチームの生産性を高められ、結果離職率も低下にもつながります。そのような管理職の育成と、売上目標や営業成績といった数字だけではない、管理職評価の仕組みや評価制度の整備も必要です。

パンダコラム

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