パンダコラム|「エレベータピッチスキル」について考える。
「エレベータピッチ」は約1分で自分のことを相手に伝えるスキル。最近では営業の場面だけではなく、自己紹介や会社アピールの場でも活用されている。今回は、人事担当者が知っておきたいエレベーターピッチスキルについて考えてみた。
エレベータピッチスキルとは?
エレベーターピッチとは、もともとシリコンバレーで開発者と投資家が同じエレベーターに乗り合わせて、移動する短時間の間に、プレゼンを行いビジネスチャンスにつなげるテクニックがはじまりとも言われています。つまり約1分という短時間で行うプレゼンは、伝えることを整理して簡潔にまとめて話す必要があります。自社の製品・サービスの紹介を、「1分=240文字程度」で初対面の相手に伝えることを目指します。エレベーターピッチスキルがあれば、的確なプレゼンを行うことができるようになります。1分で話せる内容は約240文字です。エレベーターピッチでは、いかに的確に自分や自社の魅力を伝えることができるかがポイントです。
エレベータピッチの習得について
エレベーターピッチの練習は、社内だけではなく、各自で行うことができます。人事担当者は、営業やプレゼンのコツとしてエレベーターピッチを紹介するだけではなく、まず自己を表現するコミュニケーションスキルのひとつとして、社内研修や教育の場面で取り入れていきましょう。
エレベーターピッチでは、話しだしに「掴み」で相手の興味を引き付けることが重要です。そのため練習では、会話全体を考えるだけではなく、実際に色んな相手に対して話をしてみることで、より効果的な「フック」を考えます。
また、エレベーターピッチの練習では、「時間」を意識しすぎると、言いたいことを詰め込みたくて早口になって、聴き取り辛くては相手に伝わりません。抑揚をつけて話す練習をし「聴きとりやすい」プレゼンができるように心がけましょう。
エレベーターピッチ作成とコツ
エレべーターピッチを作成することによって、プレゼンスキルを上げられます。「あの人の説明はわかりやすい」と思う人には、エレベータピッチスキルが備わっている人が多く、話を簡潔にわかりやすく話すことで、相手の心を掴み、商談やプレゼンを成功させることができます。
エレベーターピッチを作成するためにはまず、
- 目的
- 相手のニーズ
- アプローチ法
上記を書き出し、どんな切り口で話す内容にまとめていきましょう。
- フック
- ポイント
- クロージング
話しだしの「フック」で心を掴み、ポイントを 伝え、最後に「クロージング」を行うことを忘れないようにします。商品やサービスをいくら売り込んでも、最後にポイントを強調して、背中を押さないと決断まで結びつかないケースもあります。
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