「アンガーマネジメント」について考える。

最近では、アンガーマネジメントを研修に取り入れる企業が増えてきた。アンガーマネジメントとは文字通り、怒りの感情をコントロールして生産性に結びつける方法のことである。職場コミュニケーションの良好化や社員のストレス対策としても有効だ。ここではアンガーマネジメントの内容や学ぶ目的、メリットなどについて考えてみた。

 

アンガーマネジメントとは?

アンガーマネジメントとは怒りの感情をコントロールするための心理トレーニングとして浸透しており、日本でも教育やビジネスの分野で取り入れられています。
怒りは身の危険を感じたときなどに現れる一種の防衛感情で決して悪いものではありません。怒りを抑え込むことによって、心身に悪影響を与えてしまうこともあります。

アンガーマネジメントは衝動的な怒りや苛立ちと上手く付き合うことで、さまざまなトラブルを回避でき、怒る必要性を見極めて、怒りのエネルギーをポジティブに変えるトレーニングです。

アンガーマネジメントを学ぶ目的

近年、様々な価値観が認められているものの、職場などで自分と違う価値観を受け入れられず、トラブルになることが増えています。

感情的に怒りを吐き出すだけでは衝突を招くだけですが、適切に怒りを伝えることで良好な人間関係を保てるため、需要が高まっています。つまり、「怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れて、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることが、アンガーマネジメントを学ぶ目的です。

また社会問題となっている、職場内でのハラスメントなどの防止対策としてアンガーマネジメントについての研修やセミナーの開催なども盛んになっています。

怒りのデメリットとアンガーマネジメントのメリット

アンガーマネジメントの対象である「怒り」には大きなリスクがあります。怒ることには、デメリットとなる点が多く隠れています。

■コミュニケーションがスムーズにいかず、生産性が低下する
■自分や周りの心的ストレスが蓄積される
■人間関係や職場環境が悪化する
■メンタル不調、体調不良を引き起こしやすい
■冷静な判断ができなくなり、怒ったことをあとで後悔する

 

アンガーマネジメントを身に付けることによるメリットは多く挙げられます。

■怒りを感じる頻度が低くなり、それによるストレスがなくなる
■言葉での意思伝達がスムーズになる
■モチベーションが向上する
■コミュニケーションがスムーズにいき、仕事の生産性が上がる
■他人を認められるようになる
■パワハラを防止する

企業において「アンガーマネジメント」を身につける必要性

アンガーマネジメントを身につけることでパワハラ防止だけでなく、生産性向上のために有益となります。
パワーハラスメントは昨今ではどの職場でも扱わなければならない課題として認識されています。パワハラが横行している環境では社員は圧迫してしまい本来の能力を活かすことができないため、生産性は低下してしまい、離職にも繋がります。またキレやすい部下にたいしても同様です。
この他にも怒りをため込むと心身の不調としても現れてくるため、メンタルヘルスケアとしても有用です。
社会の一員として働く環境に身を置いているならアンガーマネジメントは身につけておくべきスキルの一つです。

アンガーマネジメントのまとめ

怒りは誰もが感じる根本的な感情です。全く感じないことや取り除くことは不可能ですが、コントロールできるようになれば職場でも円滑な人間関係を築け、仕事の効率もアップするなどのよい循環を招きます。

職場を形成しているのは人です。それぞれの社員が自分で怒りをコントロールできるようになれば、自ずと働きやすく雰囲気の良い職場になるでしょう。

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